摘粒をしています。

ぶどうの摘粒をしています。ぶどうの房は、そのままだと粒が多いので、ひとつの粒が大きくなるように間引いてあげる必要があります。その作業が摘粒という作業です。

摘粒したナガノパープルです。

どの品種もおおむね30粒から35粒ほどにしてあげます。ひとつひとつ手作業ですので、根気と時間の要る作業です。ぶどうの生育は早く、私たち夫婦二人ではとても適期に間に合わないので、ここ数年『デイワーク』という1日農業バイトのマッチングサービスを利用しています。繰り返し来ていただける方や、少し離れた地域から来ていただける方もいて、休憩時間に色々なお話をして、楽しみながら仕事が出来ています。

全国のさまざまな農作物の仕事があるので、興味のある方は見てみるだけでも農業の仕事を垣間見れて楽しいかもしれません。

雹害の枝でもきれいな房が着きました。

先日、雹害にあったと報告しましたが、雹で傷だらけになった枝にも、ちゃんと房が着きました。花が咲くまで様子を見るために、房数を多めに着けるなど、作業は増えましたがいつもと変わりなく収穫出来そうです。ご心配おかけしました。

ぶどうの花が咲き始めました。

ぶどうの花が咲き始めました。

巨峰の房です。

咲き始める時期に、房の長さを3cmほどにする作業をしてあげます。

長さの目安になるよう、指につける測りを作ってみました。

測りを使ってます。

こちらの測りはこちらからモデルを確認、プリント出来ます。

2.5cm、3.0cm、3.5cmの目盛り

 

誘引をしていました。

ぶどうの新梢を棚につける誘引をしていました。種無し巨峰、ナガノパープルはちょうど良い長さまで生育しています。

ナガノパープルです。

シャインマスカットは、まだ誘引できるまで生育していません。

話は変わりますが、先日こちらに来て初めて雹害に遭いました。雹が降ったのはわずか10分ほどの間でしたが、一部の畑は葉に穴が空いただけでなく、枝も折れるような大きな被害でした。

雹による葉の穴と枝の傷です。

被害のあった畑は、どれくらい収穫できるかわかりませんが、回復してくれるよう手を入れていこうと思います。被害に加え、仕事も増え、なかなか大変です。自然の恵みばかりでなく、自然の怖さも思い知らされました。

芽かきをしてました。

種無し巨峰、ナガノパープル、シャインマスカットと、すべての品種のぶどうの芽かきをひと通り終えました。

簡易雨よけのナガノパープルです。

同じ畑、同じ樹でも、場所によってぶどうの生育は異なるので、生育が揃うように選んで芽かきをしています。写真のナガノパープルは、それでも生育に差が出てますね。

シャインマスカットです。

写真のナガノパープルとシャインマスカットの畑は、隣接していますが、これだけ生育に差が出ます。差が出ることが悪いことばかりでもなく、わかっていれば、作業や収穫の時期をずらすことが出来、負荷を減らすことも出来ます。

粉砕された枝です

今年から、剪定枝の処理にハンマーナイフモアという機械を導入したので、いろいろ心配していたのですが大丈夫でした。草刈りの時も粉砕された枝が邪魔することはなかったです。ちょっと音は大きかったもしれないです。この枝が微生物の餌になって土が豊かになると嬉しいです。

ナガノパープルが発芽しました。

ナガノパープルが発芽しました。

発芽したナガノパープル

写真は簡易雨よけのものになりますが、露地のものも変わりなく発芽しています。シャインマスカットも、樹の仕立てが自然形のものは発芽してきています。短梢のものは発芽までもう少しかかりそうです。

簡易雨よけ

こちらが簡易雨よけの施設です。風のない午前中に、夫婦二人でビニールて覆ってあげています。クリップとマイカー線で留める仕組みです。9月の収穫まで風に飛ばされることなく頑張ってもらいます。

簡易雨よけを下から見たところ

いよいよ忙しくなってきます。